「怜が女に興味を示した」 「………」 「お前は、手頃だった」 「一体……何のために?」 すると、恐ろしく無機質な声が落ちてきた。 「壊れたオモチャで遊ぶより」 「………」 「壊れかけたオモチャを直す方がいい」 「………」 「その方が、飽きない」 どういう、意味――…? ――ドサ、と音を立てて、私の身体は冷たい地面に落とされた。 「土産だ」 顔を上げた。 多夜の前に、誰か知らない男が立っている。