余所者-よそもの-【 2 】



「……恋?」

「そー」


「好き?」

「ああ」


「女として?」

「かもな」


「こんなのが?」

「………」


ユキはまだ納得がいかないらしい。

まぁ、無理もない。


理由つけて家に呼んだり、あだ名をつけたり。

独占欲すら見え隠れする中で、紫藤への嫉妬。


ユキが知らず知らずのうちに育てていた恋心は、すでにドロドロでぐちゃぐちゃ。

名前がついたところで、厄介なものに変わりはないのかもしれない。


「………」

ユキはしばらく難しそうな顔をして、考えた。

考えた挙句、ド真面目な顔になり。


「どうやったら治る?」

……病気かよ。