余所者-よそもの-【 2 】



強い違和感を抱えたまま。

俺たちは、翌日もインターホンを押した。


出たのは、昨日と同じ女性だった。

昨日と同じように名乗ってから、尋ねる。


「コウタくん、今日はいますか?」

「いません。お引き取りください」


昨日と同じ言葉。
声のトーンまで、全く同じ。


翌日も、その翌日も、そのさらに翌日も。


「いつなら帰ってきますか?」とか。
「いないなら連絡先を教えてください」とか。

どんなに聞き方を変えても。


「お引き取りください」


それ以外の言葉が返ってくることはなかった。