余所者-よそもの-【 2 】


────……


「お疲れ、潤ちゃん」

「来てたのか」


ここは、立ち入り禁止の旧校舎の屋上。

瑞生の隠れ家。


人知れず教室から消えていた瑞生は、ここで日がな一日を過ごしていたそうだ。

いつの間にか、俺にとっても都合の良い第二の隠れ家になりつつある。


……そう。
なんでこう、可愛い女の子の誘いを断ってまで、コイツと……。

いや。
コイツらと。


「ユキくんはね、今日はちゃんと一限目の授業は受けたんだよ!」


きっと母親が作ったんだろう。
茶色いおかずだらけの弁当を俺たちの前に広げる……もっさりメガネ。

その真横でノートパソコンを開き、パチパチとタイピングをする瑞生。

マジで、なんで?
どうして俺はここにいるんだろう。