余所者-よそもの-【 2 】



私はしぶしぶの指さしでユキの部屋まで案内する。


「ここです……」

「ま。どのみちこの時間、ユキは帰ってこねーよ」


──ガチャ。

両手の塞がっている潤の代わりに扉を引く。

滑り込むように潤の足が扉を開き、玄関へと上がった。


「おー。さすが家政婦の居る家」


潤はそんな感想を述べてから靴を脱いだ。

廊下をズンズンと進み、迷わずユキの寝室に入る。


「え、ソファでいいです。身体も汚れてますし」

「いいって、いいって」


ベッドの縁にお尻から降ろされると、潤はベッドの脇に膝を付いて屈み、私の靴を脱がせた。


「………」

どこまでも貫かれる紳士っぷりに、もう何も言えない。