勇気を出して送っていく、と言ったけど、四宮さんが申し訳なさそうに首を振る。
それでもやっぱり諦めたくなくてさらに口を開く。
「四宮さん最寄りはどこ?」
なにかの偶然で四宮さんの最寄りが同じだったら送れる…!
お願い神様……!!
「え、っと、三町駅…」
三町駅は僕の最寄りの一つ前の駅。
同じ最寄りではないけど、四宮さんを送ってからそのまま歩いて帰ればいい。
「お、一緒だ。じゃあ一緒に帰れるね」
「…ごめん、迷惑だったかな?」
まだ納得してなさそうだったけど、僕がそう言って顔を伏せると四宮さんは頭を縦に振ってくれた。



