35人の王子様。

そして、とてつもなく豪華なエレベーターを降り、一番奥にある部屋に案内された。」

「ここが紗華の部屋だよ。」

「え?ここでここであってますか?」

「うん。合ってるよ。」

「じゃあ、失礼します。」
「え...?」

「どうしたの、紗華?」

「なんで泣いてるの?」

「わかりません、わからないんですけど、何故か涙が...」

「それじゃあ、まだきおくはさやかちゃんのなかにはいってるんだね!」

「え...?」

「だから、この一週間ぐらい紗華はここに居なかったでしょ?なにか、懐かしいと感じない?」

「そんな感じはしますけど、わかりません。」

「でも、そんな感じがするなら、まだ紗華のなかに記憶はあるんだよ」

「そっか、そうなんですね。」

「ありがとうございます。」

「じゃあ、きょうはおやすみ。」

「おやすみなさい。ありがとうございました皆さん。」

「みんなも迷惑っだったとは思ってないからね!」

「ありがとうございます。」

そして扉がしまった。

うーん、なんでだろ。やっぱり私が居た部屋なんだ。

そんな実感がある気がする...

まぁ、明日は学園っが始まるって言ってたし、夜ごはん作って食べて早めに寝よう。

パーン、パーンパーン。

なにか音が鳴り響く。外を見ると、

「花火。」
ピーンポーン、ピーンポーン。
{沼田莉仁です! 今花火してるから、一緒に見ない?}

「みたいです!」

{じゃあ、待ってるね!}

「来てくれてありがとう!それじゃ行こうか。」

「屋上が一番見えるかな。屋上に行こうか。」

「待ってください。屋上には行きたくないですよね?」

「え?どうしたの紗華?」

「沼田さんは、この屋上から落ちたんですよね?」

「...、そうだね。」

「なのに、怖くないんですか?」

「...あはっ。あはは。やっぱり紗華にはバレるんだね。屋上は怖いよ。でも、紗華にも楽しんでもらいたくて。」

「沼田さんが嫌じゃないなら上がります。」

「僕は嫌じゃないよ。」

「なら。上がりましょう。」