35人の王子様。

「失礼します。天野です。」

返事はない。いつも莉仁くんがやってくれるからか。

「失礼します」

「あぁ、おはよう紗華ちゃん!」

「おはよう彩都君」

「今日なんでこんなに先輩たちが来てないの?」

「それが僕にもわからなくて。」

「彩都。これ」

今日は熱を出したので学校を休みます!
生徒会の仕事はするのでそっちで要件はメールします!
                            莉仁

「え?莉仁先輩大丈夫かな?」

「そうだね。」

「でも、先輩たちが居ないことになにか理由があるのかな。」

「ああ、みんな来てたんだね。」

「おはよみんな」

「なんでそんなにゲッソリしているんですか。」

「莉仁の仕事やってたんだよ。」

「莉仁先輩ってそんなに仕事になってるんですか。」

「うん。」

「雄佑と准と做躯がやらないからね。」

「はぁ。もうこれは認める!僕は生徒会の仕事が面倒くさいから莉仁君に押し付けてました!
ごめんなさい!」

と弧炉先輩が言った。

「でも、それって、莉仁に言うものだと思うよ。」

「あの、なんで仕事を先輩たちだけでやってるんですか?」

「え?後輩のみんなに手伝わせるわけには行かないから。」

「でも、私たちが仕事が、早いってことはわかってますよね。」

「でもさーこれで莉仁みたいになったら元も子もないって言うやん。」

「じゃあ先輩だけに負担かけさせるんですか?」

「それは...違うけど」

「ここは生徒会です。委員会や部活と一緒でみんなでやっていくものです。」

「生徒会は成績が上の人が入っていくものです。だから、頑張らないとって思うかもしれません。私も最初はそうでした。」

「でも、ここはチームなんだ。って気づかせてくれたのは、先輩方です。」

「そんな、先輩方が誰かに頼り過ぎて、1人が責任を負い続けるなんて、絶対だめです。」

「そうやんな。莉仁だけが責任を負い続ける。」

「僕たちが楽していたせいで?」

「ここはチーム。」

熱くなっちゃった。起こっているように見えるかもしれにけれど。私はみんなに伝わってほしいだけだ。

「そうじゃん!ここはチームだ!だから、今日は莉仁の仕事お頑張って、溜まってる俺達の仕事も終わらそう!」

「じゃあ、振り分けていくね。今日は自分の仕事にプラスで総務は確認に出る仕事。」

「会計は人数が多いから確認以外の過半数のしごとを担います。」

「書記は後の仕事をお願い。」

「茅求さんは、自分の仕事わかる?」

「いまパソコン見たら先輩から仕事来てるのでこれでやります!」

「それが終わり次第、みんなのサポート言ってもらっても良い?」

「良いです!頑張ります!」

「よし今日は頑張ろう!」

「「「「「「「はい!」」」」」」」

そして仕事は次々に終わっていき、生徒会の今日の仕事が全て終わった。

「生徒会の今日の仕事、全て終わりました!」

「え?マジ!?」

「初めてじゃない?」

「紗華ちゃん!良かったね!」

「そーくんも!テルくんも!」

「うん!」

「じゃあ今日は解散で!また明日!あ!ちょっと離したいから3年生は残って。」

「「「は=い」」」