35人の王子様。

「ん?」

私は忘れ物を取りに帰ろうとしたとき、沼田先輩が一人で椅子の片付けをやっていた。

「なんで一人で片付けているんですか?」

「え?天野さん!まだいたの?」

「はい。忘れ物をしてしまって。」

「そうだったんだ。」

「俺がなんで一人でやってるかというと、最初は委員会の委員長と俺で合わせて6人だったんだけどみんな委員会の時間になって帰っちゃったんだ。」

「じゃあ手伝いますよ」

「ううん。天野さんには迷惑かけてばっかだし」

「いいえ。私も手伝います。」

「う〜ん。じゃあお願いしようかな。」

「わかりました。」

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「え?片付け全部終わった...もっと時間かかると思ってたのに」

「2人ですから。」

「違うよ。天野さん仕事早すぎない?始まってから15分しか経ってないよ。」

「いえ。先輩もがんばっていたので」

「まぁ次の仕事が乗っけられる前に帰っちゃおう!」

「はい。」

これっていいのかな?

「ちょっと待ってて。」

「ごめんね。」

「えっと?」

「あぁ、俺、変装しとかないと色々起こるから。」

「わかりました。」

「じゃあ寮に戻ろうか。」