晴れときどき……

「同い年でも一応ね。えーと、ありあちゃんの誕生日はいつかな?」

「七月三日です」

「げっ!?」

「そう。未散の誕生日は?」

「六月十九日……」

「じゃあ、ありあちゃんがお姉さんだね」

「ひと月もちがわねぇじゃねぇか!!」

「それでも、少しだけありあちゃんがお姉さんなのはまちがいないだろ?」

「まあ、そうだけど……なんか納得できねぇよ。そんなちんちくりんが姉貴だなんてさ!!」

「ちんちくりんって、あんたのほうが背が低いんじゃないの!?」

「そ、そんなわけあるかーっ!! たっく、つきあってられるかっ!!」

未散くんはドスドスと足音を立てて行ってしまった。