「…………」
こ、これからどうすればいいんだろう?
咲都さんは困ったような顔してるし、未散くんは怒っているし。
わたしはもう泣きたいよ。
「えーっと、ありあちゃんだっけ」
気をつかって、咲都さんが声をかけてくれた。
「はい……」
「名字は……あ、僕らと同じ平坂になるんだよね」
「そうですね」
桜さんの仕事の関係で、お父さんと私のほうが名字が変わることになってるのよね。
長年使ってきた名字が変わるのは、ちょっとアレだけど……
「歳はいくつ?」
「17歳……もうすぐ18です。高校2年……」
「高2!? じゃあタメじゃん!!」
今まで黙っていた未散くんが、突然叫んだ。
「じゃあ、お前、姉じゃなくて妹な」
「え? タメ年だから妹って、意味わからないし!」
姉でも妹でもいいんだけど、その言い方に、ちょっとムカッときてしまった。
「タメだから姉ってわけでもないだろ!?」
「まあまあまあまあ」
咲都さんが、私たちの間に割ってはいる。
こ、これからどうすればいいんだろう?
咲都さんは困ったような顔してるし、未散くんは怒っているし。
わたしはもう泣きたいよ。
「えーっと、ありあちゃんだっけ」
気をつかって、咲都さんが声をかけてくれた。
「はい……」
「名字は……あ、僕らと同じ平坂になるんだよね」
「そうですね」
桜さんの仕事の関係で、お父さんと私のほうが名字が変わることになってるのよね。
長年使ってきた名字が変わるのは、ちょっとアレだけど……
「歳はいくつ?」
「17歳……もうすぐ18です。高校2年……」
「高2!? じゃあタメじゃん!!」
今まで黙っていた未散くんが、突然叫んだ。
「じゃあ、お前、姉じゃなくて妹な」
「え? タメ年だから妹って、意味わからないし!」
姉でも妹でもいいんだけど、その言い方に、ちょっとムカッときてしまった。
「タメだから姉ってわけでもないだろ!?」
「まあまあまあまあ」
咲都さんが、私たちの間に割ってはいる。
