蓮見くんのそんな声が聞こえて、横をふいっと見てみると、
いつのまにかブラック蓮見くんからいつもの蓮見くんだ…。
き、切り替え早っっ!!
しかも蓮見くんが言葉を発した瞬間、あの凄まじかった光景は一瞬で静まり返った。
「みなさんが自ら立候補して下さるのは大変嬉しいんですが…こんなに大勢白雪姫が居ては舞台が成り立たなくなってしまうので……、
くじ引きで決めるのなんてどうでしょうか?」
一瞬シーン…と静まり返る。
しかし、
『そうしましょう!!』
女子全員一致で同意したのだった…。
やっぱ、王子すげー…。
今回ばかりは素直に感動してしまった。
こういう時は役に立つなぁ。
そして…女子全員による、THE命懸けのくじ引き大会。〜白雪姫は誰の手に!〜が行われたのだ。

