銀白虎






「お前もう部屋戻って早く寝ろ」



いつの間にか食べ終わっている蓮見くん。


もしかして、労ってくれたのかな…?


そんなわけないか。


でも、

素直にうん、と言って部屋へ戻った。




蓮見くんに言われた通りにして正解だった。


思っていたより、疲れてたみたいだ。



お風呂に入ったら、急に眠気が襲ってきて………荷物の片付けもしないまま、すぐに眠ってしまった。















ん…、何時だろう?


側に置いてあるケータイを見れば、短針は2時を指していた。

…中途半端な時間に起きてしまった。




でも、なんだかすぐには寝付けそうにない。





のど、渇いたな…。


お水でも貰いに行こうかな、と。




立ち上がり、部屋を出た。