「どうなの？」ってなぜか真剣な顔をで、聞いてくる…。
な、なぜ…
「えー、いや、えっと…まあ、うん。王子様って感じだと…思います…」
語尾がどんどん小さくなっていったのは、神崎くんの顔がだんだんと暗くなっていったから。
「…やっぱそうだよな、魔女なんか…」
更に落ち込んでしまった。
やばい…どうしよう…。
あたしなんかしたかな？
しかし、わからない。
と、とりあえずフォローした方がいいのかな！？
まあいいや！とりあえずフォローだっ！！
「いや！でも神崎くんも似合ってたよ！」
「…“女装”が？」
やばいぞ……
「い、いやっ！そんなことは…！ぜひ一緒に写真を撮っていただきたいです…！」
