口説いてんの?


俊也とは歳が離れているので近所でも

遊んだ覚えはなかったけど

昔住んでた街並みの話で

盛りあがり気に入ったらしい。

それと、凪斗が麻雀が出来る事も

理由の一つになっていた。

薫子と俊也は一緒に雀荘にも行っていた。

最初は若い女の子が珍しいので

おじさん達も喜んで相手をしてくれてたけど

以外に強くて、最近では避けられている。

俊也の友達も、みんな忙しくて

徹満(徹夜麻雀)の相手はしてくれない。

薫子と俊也は、午後から仕事なので

朝方まで麻雀をしてても

寝る時間は十分にあるのだった。

「じゃあ、来週から来てもらうよ」

「他には?」

「二人合格にした。

 一人は焼きで、一人はレジかな。

 また教えるの大変だろうけど宜しくな」

「続く事を願ってね?!」

二人は顔を見合わせて笑った。