口説いてんの?


途中、凪斗も着替える為に家に寄り

駅裏のいつもの駐車場に車を止めた。

昼食がまだだったので

駅前のハンバーガーショップに入った。

ガラス張りの店内から

街を行きかう人並みを眺めなら

薫子が口を開いた。

「俊也に会ったりして?」

「良いですよ。その時はちゃんと言います」

彼の横顔には自信が漲っていた。

「うん!」

薫子は、元気よく答え

ハンバーガーを頬張った。

「口元にソースが付いてますよ?」

薫子が、舌を出して唇の端を舐めると

彼は目を細めて言った。

「薫さんの舌ってエッチですね?」

「馬ー鹿!」

わざと舌を出して見せると

彼は、ケラケラと笑った。