口説いてんの?


翌朝目が覚めると、お昼近くになっていた。

凪斗の寝顔は、見惚れてしまうほど綺麗で

幼かった。

「私には勿体ないよ・・・」

一人呟いて、頬にキスをした。

「凪斗、起きて」

ふぁ~い、とあくびをしながら

薫子に視線を合わせた。

「おはよう」

「勿体なくないですよ。

 俺、みんなに自慢したいです。

 年上の可愛い彼女ですって!」

「呆れた」

「そうだ!デートしましょう!

 二人で出掛けたことないし

 出来れば、女の人っぽい格好で!」

「誰かに見られたら?」

「俺は見られたいです」

彼の瞳は楽しそうに踊っていた。