口説いてんの?


「あ、すいません。こんな時間まで・・・」

「あぁ、それは良いけど、薫子は?」

「寝てます。俺も帰りますから」

すると、母親は親切にも

お風呂に入って泊まればいい、と

笑顔を見せた。

俺は、その言葉を理解するのに数秒かかり

母親の顔を見返した。

「俊也君は、ご飯も食べるし

 泊まるっていく事もあるからね。

 それに、あなたは4歳も年下だからって

 言ってたよ。

 もう遅いし、そうしなさい」

着替え置いとくから、と言って

母親は階段を降りて行ってしまった。

寛大な親なのか、娘を信用しているのか

判断出来なかったけど

素直に好意を受けることした。

風呂場へ行くと、真新しい下着とパジャマが

置いてあったので、遠慮なく貸して貰った。