御影市大新年会2009

流石にこの面子、この人数が集まると賑やかだ。

まだ頭数が揃って一時間もしないうちに、宴もたけなわ、という奴である。

あっという間に酒も料理も底をつき。

「修内太!」

やや酔っ払い気味のメグが命令を下す。

「えぇっ!?また俺が買いに行くのかよ!?」

「当然!私は二回も行ったのよ!?」

メグの目が据わってきている。

逆らうのは非常に危険だ。

「でしたら」

蘭花が立ち上がった。

「私が行ってまいります。押しかけてきてご馳走になってばかりでは申し訳ないですから」

「ほぅ、気が利くな蘭花は」

番茶をずずず、と啜りながら時貞が呟く。

その呟きを、菊花は聞き逃さなかった。

きゅぴーん!と両の眼を光らせ。

「私も行く、蘭花お姉ちゃん」

対抗意識メラメラで立ち上がる。

「菊花もか。ならば」

時貞は、いまだジルコーの膝枕で困っている桜花の隣に行く。

「俺は桜花の相手でもしているか」

「「!!!!!!!!」」

その発言で、蘭花と菊花は思うのだった。

しまった、と。