「種類がいくつかあるみたい。これはオードトワレ、3〜4時間持つんだって」 「いくつか種類あるの知ってる、ふわっとくるの良いな」 風に合わせて俺が手を仰ぐ仕草を見た宮崎さんが、視線を逸らした。 「パタパタされるの、恥ずかしい」 「あ、ごめん。桃好きなんよね、食べる桃」 「そういえば……仁志君、ケーキ屋さんで丸ごと桃のタルト買ってたよね」 挿絵・にじジャーニーで作成