曜汰の存在により、良い意味で緊張感を保つ空間が、曇天に飲まれる。 「曜汰ってさ、女の子の友達と二人で会ったことないんでしょ」 「あー、うん。それもあるのかも」 “宮ちゃん”とも二人で会う機会はないんだ。逆に、曜汰が行こう行こう! って乗り気の方が冷めるかもだけど。 「まさかそれ……友達の私のことでさえ、違う意味で意識してたり? だから、行きづらい?」 やだな、自分で傷つく流れを作ってる。