紺桔梗の転調




 ちょうどすれ違ったサークルの先輩がにこやかに話しかけてきた。他学部の3回生の男子の先輩だ。

 私はバトミントンが好きな人が集まる、大会も何もない緩〜いバトミントンサークルに所属する。活動日は週二日、自由参加、来た人でバトミントンを楽しむ、気持ち良く体を動かすのにちょうど良いサークルだった。

 先輩と別れた私は階段を降り、五号館西側の入り口を出た。

 どんより生ぬるく、薄く濁った鼠色の空が広がる。一応、バッグに入れてきた折り畳み傘が、必要になるかもしれない。

 ていうか、お腹すいた〜もうペコペコ。