いつからか香奈は遊びに来なくなった 使用人に聞いても何も答えてくれなかった 止める奴らの声に耳も貸さず 僕は屋敷をでた 香奈は僕の恩人だから・・・ 香奈の元にいくと 香奈は病気だと言われた 部屋に通してもらうと 酸素マスクで顔を覆われた香奈がいた 隣の心電図がもうすぐ消えそうな命だと知らせる 僕は奇跡を求めた 不意に流れてくる涙を隠しながら 僕は願った 奇跡を 君とまた笑いあえる奇跡を 求めた