ある日

聞いてみた。

「鈴子さん、内側の世界って、どんなところですか?」

「…どうしても、聞きたいの?」

「はい。」

知りたかった。

大好きな

大好きな

鈴子さんの事を。

「…何故?」

けれど

そう聞かれると、どう答えれば良いか分からない。

返答に、困った。