side, 優里
「ましろちゃん、大丈夫かな」
室内の電気はつけてるはずなのにどんよりとした黒い雲のせいで暗い部屋の中、あたしの言葉がやけに響いた。
皆はなんとも言えない顔をしてスマホを弄ったり、調べ物をしてるけど手につかないでいることなんて分かってた。
第二音楽室で過ごしながらあの日の出来事を何度も思い出す。
文化祭が終わってもうすぐで二週間が経とうとしていた─────────。
「・・・すめ、ら」
「喋んな」
朔夜くんは短い言葉とは裏腹に更に抱き上げる腕に力を込める。
朔夜くんの腕の中でまた意識を落としたましろちゃん。
一瞬だったけど、その名前を呼ぶ声と瞳はあたし達の知る彼女のものだった気がする。
ほっとするのもつかの間、遠くからサイレンの音が響きそちらへ視線を向ける。
この音、救急車・・・?
「お、カイトの野郎が来たみたいだな」
海斗さん?それに、その口ぶりからしてレンさんが呼んでくれていたってこと?
レンさんはどこまでこの状況が読めていたんだろう・・・。
「んじゃ俺ら下っ端達片して行くからよォ、先行ってていいよん。心配なら見張りとか残してくれててもいいしー?」
「まぁ、あんたらには増援をここに割く余裕なんて無いだろうけど」
「ましろちゃん、大丈夫かな」
室内の電気はつけてるはずなのにどんよりとした黒い雲のせいで暗い部屋の中、あたしの言葉がやけに響いた。
皆はなんとも言えない顔をしてスマホを弄ったり、調べ物をしてるけど手につかないでいることなんて分かってた。
第二音楽室で過ごしながらあの日の出来事を何度も思い出す。
文化祭が終わってもうすぐで二週間が経とうとしていた─────────。
「・・・すめ、ら」
「喋んな」
朔夜くんは短い言葉とは裏腹に更に抱き上げる腕に力を込める。
朔夜くんの腕の中でまた意識を落としたましろちゃん。
一瞬だったけど、その名前を呼ぶ声と瞳はあたし達の知る彼女のものだった気がする。
ほっとするのもつかの間、遠くからサイレンの音が響きそちらへ視線を向ける。
この音、救急車・・・?
「お、カイトの野郎が来たみたいだな」
海斗さん?それに、その口ぶりからしてレンさんが呼んでくれていたってこと?
レンさんはどこまでこの状況が読めていたんだろう・・・。
「んじゃ俺ら下っ端達片して行くからよォ、先行ってていいよん。心配なら見張りとか残してくれててもいいしー?」
「まぁ、あんたらには増援をここに割く余裕なんて無いだろうけど」



