私は‪‪✕‬‪✕‬を知らないⅢ【毎週水曜更新中】

「見てよもうあんなに動いてる。泣きもしないし本当に不気味」


「便利でいいじゃねーかよ。顔も体もまだ5歳とは思えない程に整ってるし目の保養ってやつ?」


「はぁ!?アンタあんな餓鬼相手に何考えてるの!?・・・さっき下着が見えて一瞬固まったのもそういう事!?」


どうして機嫌が悪くなってるの・・・。


わたし、また間違った事したのかな。


逃げるように洗面台へと移動し乱れた髪と服を整える。


煙草の熱いところをぐりぐり、ってされた背中に服が擦れて痛いや。


これはすぐに痛みが消えないし、声も我慢するのが難しいからやめて欲しいんだけど・・・。


ぐりぐりってすると嫌な臭いがしてやっぱり気持ち悪くなるし、背中の色んなところがぐちゅぐちゅってなるんだもん。


こんなの、お母様に見せられないよ。


お母様と一緒に入るお風呂、大好きだったのに。


直後にお迎えを知らせるチャイムが鳴ったため、慌てて髪の毛を整えて玄関へと向かう。


今日もお母様に気付かれませんように、そう願いながら笑顔でお母様に抱きついた。








「今日もいい子で待ってたよって褒めてたよー」


「うん!わたしいい子だもん!」


今日も抱っこしてもらいながらお家に帰る。


頭を撫でてくれるお母様。


背中が痛むからなのかな。


どうしようもなく泣きそうになる理由は分からないままだけど、心配させちゃうから隠すように首に回す腕に力を込めた。