私は‪‪✕‬‪✕‬を知らないⅢ【毎週水曜更新中】

それが、文化祭の後にあった出来事。





結果としては手術は成功した。


だけど、ましろちゃんの意識がその日に戻る事は無くてそれぞれ手当をしてもらった後帰されてしまった。


身内でも何でもないあたし達が意識のない患者さんに会うことは難しくて、皐月くんだけがましろちゃんの傍に居る事が許されてる状態。


そんな状態が一週間以上続いた先日、皐月くんからましろちゃんが目を覚ました報告を貰ったの。


あたし達は今すぐにでもお見舞いに行きたかったけど、その後に続いたメッセージは、





面会拒否の文字。





文字を見た瞬間、頭を殴られたような感覚が走ったのを覚えてる。


個人的にメッセージを送っても既読すらつかない状況。


ましろちゃんから拒絶されているんだ、って知るには時間は掛からなかった。


「会いたいよ・・・」


ソファの上で膝を抱き抱えられるように座ってたけど、更に腕に力を込めて顔を埋める。


ほんの少しでも気を抜いたら泣いちゃいそうだから。


あたしには、泣く資格なんてないから。


「ましろんちゃんと食べてるかなー」


「綾波病院食とか嫌いそうだもんな」


「ほんとそれ・・・昴は何してるわけー?」


「もうすぐ期末テストがあるので貴方達が覚えられる範囲でまとめてるんですよ。ましろさんが居ない間に貴方達が赤点を取れば、ちゃんと面倒を見ろと言われるのは我々なんですから」