君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの

それに優芽はハイスペイケメンエリートな男とつきあってて、最近別れたばかりだという。


土曜日の午後、凪がうちに来てたんだけどさ、そのときに聞いたんだ

「ハイスペってなんだ?」
「年収1000万以上とかじゃね?」

「イケメンエリートって…」
「遥希にないものじゃね?」

凪の言うことは、たぶん当たってる
そんなのに敵うわけねーし
って落ち込んでたら

「ハイスペイケメンエリートとダメになったからこその遥希じゃん?」
つまり、ハイスペイケメンエリートにないものを遥希なら持ってんだろって話

それは喜んでいいところなんだろうか?

「遥希ごちゃごちゃめんどくさ…」
凪が吐き捨てるみたいに言って

「そんなハイスペとつきあってたくらいの女なら、グズグズしてたらあっさりほかの男に取られるんじゃねーの?」

たとえば俺とか?
いいのかよって凪はいうけど、

「いいわけ、ないし」
「だったらさっさと告れば?」

え、だってまだ再会して1回しか会ってないしって言ったら凪が
「じゃあ2回目どっかいこ」
みんなで遊ぼうってことになった

まだ誰も、「恋人」とは言えない距離。
なのに、なんかもう危うい。

どうなるんだ?
大丈夫なのか?

「歴代彼氏みんなイケメン」
顔で選んできた、顔が好みじゃないと無理
って優芽、言ってたからな

凪がなにもしませんようにと、普段信じてないくせに神様に祈っていた