君の知らない僕のダークサイド〜救ってくれるもの

そして週明け、悠真さんと凪で合コンの話をしている。

しゃべりながら手も動かしてるからいいんだけど、俺だけ仲間にはいれねーっていうか、話がわからない。

「結菜ちゃんってどんな子? かわいいの?」
「おー、かわいいぞ」
悠真さんがいう


悠真さんはまた合コン飲み会3回目やろうか? 
って言って俺のことも誘ってきた
「遥希も来るか?」
そんなめんどくさそうな集まり、行ってもなって思って俺は断った。

それからも悠真さんと凪は合コンの話ばっかしてる。

それでとうとう凪がその結菜ちゃんって子と初デートすることになったらしく、
「初デートって何すればいいんだ?」
って俺に聞いてくるんだけど、それ、俺に聞く?

婚活では3回目ルールだかなんだかがあって、3回目で告白するんだよな、
そういう知識は一応俺にもあった。

そのまんまを凪に言ってやったんだけど俺のアドバイスなんか
「うわ、無理!」

ばっさり否定されてしまう。

禁欲無理!
まだつきあってないし、ほかで遊んだっていいじゃんって言ってた凪がその後、焦ったように聞いてくる

「遥希! 公園ってなにすればいい? なに持ってけば?!」

「水筒だろ」
って言ってやった。

水筒の斜め掛け、リュックにバナナでも入れていけば?
あ、あと黄色い帽子かぶっても面白いんじゃね?
名札には、ひらがで
「なぎ」
初恋1年生ってとこな

と心の中でしか言わなかったけど、凪のそういう恰好を想像するのは笑える。

そのまた週明け、凪が結菜ちゃんとのデート結果の報告をしてきた。
俺が適当に言った「水筒」を凪は本当に持っていったらしく、

「遥希、水筒ほめられた!」
え、そうなの?
水筒、いいんだ?
まさか世間では「水筒男子」って流行ってんの?