“見えない”私の永遠の相棒

―「わぁ……!」


来ちゃったよ、東京に!

って…


「人多っ?!」


東京駅って…すごい。

迷子になる気しかしない…見渡す限り人人人。

と、とりあえず優璃ねぇ探さないと…!

どこ~?下手に動いたらもう戻って来れないのでは?




ゆ、ユキ!!


「ユキ、いい?

こんな人!」


成人式の写真だから、ちょっと違うかもだけど…。

浮いているんだから、私より探せるはず…!


「おぉ~!うん、まかせて~!」


そっか、もともと東京いたんだもんね。

私よりも冷静…ユキがいてよかった。

ユキはキョロキョロあたりを見回して…


「あ、ソラ!」

「いた?」


コクコクと頷いて指さす先、

向こうも気づいたようで手を振ってくれた。


「優璃ねぇ!」

「想良ちゃん久しぶり!

会わなかった間に背伸びたねー!」

「えへへ。

優璃ねぇはやっぱり綺麗だね。」


ほんと、相変わらず…モテるんだろうなー。


「そう?ありがと。」


ふわって笑う優璃ねぇは、やっぱり綺麗だなって思った。


「東京来たかったんだもんね!

明日からは私仕事で観光お手伝いできないから、

今日一緒に行こっか。」

「わーい!」


あっ、ユキは…暇になる?


「ん?

私うろちょろしてるよ~?何か思い出すかもだし!」

「え、でも場所。」

「んー?」


ユキは軽く笑って、歩き出した。

え…え?どういうこと?


「想良ちゃん?」


あ、そうだ。

私以外は見えないし聞こえないんだ。


「ん-ん!

何でもない!いこー。」


…明日から、ちゃんと見つけるからね。

ユキ。