“見えない”私の永遠の相棒

―「…ちゃ~ん。」


誰かが私を呼ぶ声が聞こえる。

聞いたことない声。


「ソラちゃ~ん!」

「!え、誰?」


いつの間にか寝てたらしい。

目を開けたその瞬間飛び込んできたのは…



セーラー服の女の子



「ふっふっふ〜、ユーレイです!

私ユキ。」

「はぁ…?」



幽霊?



この年齢にもなると幽霊なんて信じてない。

でも、目の前の女の子はたしかにふよふよ浮いている。

なにか仕掛けが…?


いや、そんなわけない。

ここ、私の家の居間だもの。


「…ねぇ、ソラちゃん。」


…まって、私の名前知ってる。

…え、ほんとに幽霊?


「私の心残り。

悔いを探してよ。」

「…は?」



これが、私の高校2年生の夏。


一週間だけ、ほんの少し…



ううん、いつもどおりの夏を、

忘れられないものへと変えた。