“見えない”私の永遠の相棒

「わぁー…!」

「ん?」

「なんていうか…カラフルだね。」

「あははっ!そうだね~。」


そ、そんな笑う?



―毎回遊ぶたびに思う、ユキは何も持てないし、食べられないし…

私だけが楽しんでるみたいで、すこし申し訳ない。


「?」

「…ユキは、何もできないけど、楽しいの?」

「私の心配?

優しいね~。でも私は楽しいよ。

ソラの新鮮な反応見れるから。」


…え、ちょっとバカにされたよね?


「ば、バカにしてる?!」

「してないしてない!

あははっ、ほらあんまり騒ぐと一人で騒いでるヘンな子に思われちゃうよ~。」

「!」


もーう!

…はぁ。

家帰ったら何か言い返してやる!


「あ、ソラ見て!」

「へ、あ…ちょっと早いよ。」


ユキは浮けるけど私はこの人の合間を縫ってかないといけないんだからぁ!


「なに?

って、キーホルダー?」

「うん!

私これ好きだったんだ~。」

「このネコちゃん?」

「そうそう!

かわいくない?」


鈴のついた茶色のネコちゃんのチャーム。


「かわいい。」

「…ちょっとソラに似てるかも?」


そう言ってクスクス笑う。


「もう、なにー?」


そう言って少し眉を顰める。


「あら、お姉ちゃんそれ好きなの?」


店員さんに話しかけられた。

…1人で騒いでたって思われてないかな…?!


「あ、いえ。かわいいなって。」

「一目ぼれ?」


…ある意味そう、なのかな?



―「買っちゃった。」

「いいな~。かわいいよね~。」

「うん。好き、かも。」


私よりもユキのが似てる気がするけど…。

ネコとユキを見比べる。


「ん?」

「なんでもなーい。」


…スマホに付けとこう。


ユキのこと、また知れた。