乃々の貸別荘の話




 
 階段を降りる途中で、蒼空はひょい、と手摺に片足を乗せた。


「この手摺滑り心地良いんだ。」


 乃々が後に続こうとすると蒼空はしかめっ面をした。


「お前はやらないの。危ないから。降りてきな!。」


 乃々は走って階段を駈け降りた。