次の朝、新しく来た親子は朝早くから出掛けてしまった。 乃々は朝ご飯を食べた後、こちらも出掛ける予定の蒼空親子を送り出してから、リビングに居た。 一人きりで居ると別荘の緑の壁は不思議な印象があり、静かにしていると何か力に目醒めていくような錯覚があった。 乃々はしばらく、リビングでこの壁から連想した物の絵をメモ帳に描いて遊んでいた。