猛攻する犬系後輩に抗えない


単刀直入に言われた。


切羽詰まった会話は二限の休み時間も遂行された。


「運命共同体って感じません?で話終わってました


よね──」



「続き聞きたいです」



鏑木君があまりに不退するものだから、



「フレーズがね!なかなかいい言い回しだよね──」



「また心の中で苗字読みしましたよね?


何度言ったら分かるんですか──?


僕なるに惚れてるんですよ──?」



"惚れてる"NGワード出た。即座に──


「休み時間の間会うことやめにしよ?


余計心づもりができなくなる」


「部活動と対比したいんですか」


「そっそういう感じではなくて……作詞作曲の才能が


あるのに休み時間費やす価値があるのかなって……」



「少なくとも僕は価値があると思ってます」



怠け癖のある私は困った、見落としていた。真摯にぶつかってくる後輩を持ってしまったこと──。