猛攻する犬系後輩に抗えない



「生まれ変わっても一緒って僕自身好きな歌詞のフレーズがあるんですけど運命共同体的なの感じません?」


言葉を辿ること一分。声が響かないという意味ではない。追いつくか追いつかないかの問題だ。


「……そうだねっ。趣味は人それぞれあるもんね
……」


一気に終戦みたいな会話になってしまったっ。その話に興味がないと思われてしまうっ。


「息抜きでいいから……次の休み時間もここで話したいです」


彼の語尾にキラキラマークが及ぶ。


可愛いなぁって思った瞬間カシャッと撮影音が
聞こえた。



「何……?」


スマホを見せられる。


私の横顔とは思えないほど美人……に切り抜かれていた。


「あとでコラージュしますね」


変な趣味持たないでって言おうとし食い下がる。



「え〜〜勿体無い。素材ができたのに」



私も抗議した。


「こういうの他でやって。あくまでもゆ、憂太君と私は



年下・年上の関係なんだから茶化すようなことして



脅かさないでほしい」



真面目に先輩面して言うと、



「先輩の鉄の仮面外すために休み時間あと部活動でも


絶対僕外さないですからね──」