猛攻する犬系後輩に抗えない

君の音色聴いてたら


眠くなってきちゃった。


「無防備な先輩──、歌詞ここにおいたんで見通して


くださいね──」



は?激務の私が?



学校に宿題忘れて取りに行ってその上家族旅行で
家族を学校前で待たせてるのに?



まあいっか。



犬系男子はずっと一緒に居たいという。


肖りたくない。


くだらない。作曲ごときに──。



瞳はウソをつかない──。


「毎回話したいことくだらないことあったんです。


それでもいいですよね?」


サラリと髪を掬う彼──。



一目惚れ。深入りしてしまう。


没入感満載。


「分かった。さっき起きてなかったから演奏してみな、



それでミスがあったら注意しといたげる」


とか言いつつ昼寝の道具になってしまったのだけど──。