女の子の群れを剥がしに行く──。彼は満面の笑みで
その手を受け止める──。
「私以外と恋愛しちゃ嫌っ」
「キスもハグも全部全部わたしの!」
そう切羽詰まって言うと──、
「かなり焦ってますね。禁断の期間開けましょうか」
「え?」
保健室へ連れ去られた──。
先生も生徒もいない。
ベッドに押し倒される──。
「僕に棘の生えたセリフいつものように
言ってくださいよ。しっかり芯から
温めるので」
"棘のあるセリフ"?
昔言ってたことかなっ。
「相変わらずウブな女──」
首元を吸われる。
ヒンヤリして気持ちいい。
「堪えなくて
大丈夫ですよ──、
その分満足させてみせるので」
根底にあるセリフ──。
「そこ嫌っっ」
「そこっっ無理っっ」
「もう辞めよう?先輩の面はれないしこれ以上弄られると」
「そうですか。先輩の面はれなくなるのは嫌ですね」
──聞いてましたか。後輩君。
ネクタイで手首を縛ってくる。逃げ場がない。
「優しいキスから始めましょうか。唇に指触れるだけでもいいですよ……?」
「や、辞めようって言ってるのに……」


