「はやく呼び捨てで呼ばないと収拾
つかなくなりますよ?」
憂太君は甘い声で、
「前みたいにキスされかかりたい
ですか?」
意地悪だ。
「憂太くっん!ありがとう!さっきは!」
「偉い偉い。よく言えたね」
と頭を撫でられる──。
顔が沸騰しそうだ。
周りの視線もある中後輩が先輩に、じゃなく、先輩が後輩に従順になってどうする。
撫でられて主従関係ができて
しまって。
嫌でも胸の中にすっぽりハマりたいと、
思ってしまうのは何故か──。
警報ランプが付き纏う。
憂太くんからその場を離れ自分の持ち場に戻った──。


