その夜。 眠りに入る直前、スマホが鳴って、微睡んでいたれねは覚醒した。 片手でスマホを取ってタップすると、メールの主は、藍田裕吾となっている。 れねは慌ててメールを開いた。 Toれね From裕吾 今日日本史のレポート写さして それだけ。 愛のメッセージもなにもない。 付き合って45年も経つと麻痺しているのだ。 れねはため息をついて、ベッドから起き上がると、明日の鞄に本棚から取り出した日本史のレポートを入れた。