私のかみさま(改)

心臓の音が、うるさいくらいに耳に響く。


冷や汗が止まらない。


手足の、全身の震えが止まらない。


すべての元凶が自分だと
責任の所在が自分にあるという事実が
心に重くのし掛かって


その重圧が、より一層
私の中の焦りと恐怖を掻き立てる。



「っ!」



気づいたら部屋を、家を飛び出していた。




「はあ、はっ……」




どうしよう。



どうしようどうしようどうしよう。



……私のせいで
私のせいで、皆、おかしくなっていく。


だめだ、やっぱり
あの時、死んでいれば良かったんだ。


榊の提案なんて無視して
そのまま自分で終わらせていれば
こんなことにはならなかった。



早く死ななきゃ。



早く直さなきゃ。



壊れた関係を、もとに戻さないと。



どうしたら死ねる?



あそこ以外で死ねる場所は…





―……ざざー……ん、ざざーん……





かすかに耳に入ってきた音に
はっとして、足を止める。




…………海。




そうだ、海。