「…」
あれだけ騒がしかった頭の中が
真っ白になってしまうくらい
自分がショックを受けていることに驚いた。
いつか、こうなるんじゃないかって
予想はしていたのに
いざ、こうして
その状況に直面したら
どうしようもないくらいに動揺してしまう。
お父さんとお母さんは
ここしばらく
会話を交わすことはもとより
言い合うことすら、少なくなっていた。
お互いに、言っても無駄だって
理解し合えないって
諦めてしまったんだって
それも全部
…………私が原因で。
――…
カチカチカチカチ
時計の音がやけに大きく聞こえる。
カチカチ
カチカチカチカチ
「…」
いつもなら、部屋にいても
かすかに聞こえてくる生活音が
今は、まったく聞こえない。
仕事に行ったはずのお父さんも
いつまで待っても、帰ってこない。
……お父さんも
しばらく、家に帰ってこないかもしれない。
お母さんの性格上、お父さんに黙って
家を出ていくなんてことはしない。
ちゃんと伝えていったはず。
きっと、お父さんは
面倒事を押し付けられたように感じただろう。
ただでさえ扱いに手を焼いているのに
そんな相手とふたりきりだなんて
居心地が悪いに決まってる。
帰りたくないと思うのが当然だ。
「…」
……家の中がおかしくなっていく。
少し前までは
当たり前だった日常が、どんどん崩れていく。
笑顔がなくなって
会話がなくなって
人までいなくなる。
それも全部
私が原因で。
あれだけ騒がしかった頭の中が
真っ白になってしまうくらい
自分がショックを受けていることに驚いた。
いつか、こうなるんじゃないかって
予想はしていたのに
いざ、こうして
その状況に直面したら
どうしようもないくらいに動揺してしまう。
お父さんとお母さんは
ここしばらく
会話を交わすことはもとより
言い合うことすら、少なくなっていた。
お互いに、言っても無駄だって
理解し合えないって
諦めてしまったんだって
それも全部
…………私が原因で。
――…
カチカチカチカチ
時計の音がやけに大きく聞こえる。
カチカチ
カチカチカチカチ
「…」
いつもなら、部屋にいても
かすかに聞こえてくる生活音が
今は、まったく聞こえない。
仕事に行ったはずのお父さんも
いつまで待っても、帰ってこない。
……お父さんも
しばらく、家に帰ってこないかもしれない。
お母さんの性格上、お父さんに黙って
家を出ていくなんてことはしない。
ちゃんと伝えていったはず。
きっと、お父さんは
面倒事を押し付けられたように感じただろう。
ただでさえ扱いに手を焼いているのに
そんな相手とふたりきりだなんて
居心地が悪いに決まってる。
帰りたくないと思うのが当然だ。
「…」
……家の中がおかしくなっていく。
少し前までは
当たり前だった日常が、どんどん崩れていく。
笑顔がなくなって
会話がなくなって
人までいなくなる。
それも全部
私が原因で。


