私のかみさま(改)

自分の心も守れて、相手の心も守れるなら


どちらも守れるなら
平和な世界を保てるなら


それでいいって思っていた。


そうした方が、お互いのためになるって。


他人が望む自分でいれば
目に映る世界は穏やかだから。


大事な人は喜んでくれたから。
それを見るのが嬉しかったから。


でも


誰かが望む私と、別の誰かが望む私が違う時
一体、どちらを選べばいい?


その『誰か』がたくさんの時は
一体、どうしたらいい?


私自身の『想い(こえ)』が大きくて
無視できない時は、どうしたらいい?



……そういうものに、ぶつかる度に
なにが正解で、なにが不正解なのか
分からなくなった。


頭の中では、絶えず
色んな感情や情報が飛び交っていて
その波に飲まれて溺れていた。



なんとかそこから脱出しようと
必死にもがいて


でも、もがけばもがくほど
余計に苦しくなって


結局


私は、底に沈んでしまった。