花びら

しいだろうに、泣いてしまった俺を励ましながら亡くなった彼女。

 そんな優しい彼女が、この世からいなくなりませんようにって。
 こんな噂は迷信に過ぎない。
 もう一生彼女と喋ることも、笑い合うことも、顔を見ることさえ出来なくなってしまったのだから。
 まだ、死んだ頃のままの彼女の笑顔だけが、俺の中に眠っている。
 「一緒にいてくれて、ありがとう。好きだったよ。これからも、愛してる。」
 最後の一枚が風に飛ばされて、舞い上がった。