水溜りの虹



先生のデスクをみると薔薇の花びら一枚置いてあった。


引き出しにしまったのか姿をみせない。



「あの子緊急で入ってきた子でしょ?」
「野本担でも可哀想ね……入れ替わりで入ってきたのに」
「先生もどこまで一途なのかしら……適当にあしらえばいいのに……」


そういった会話が胸の中に流れ込んできた。


先生のためにもあの子のためにも救ってあげる側と救われる側に密かに見守ってあげなくちゃいけないのかな。