「正直にいうと、お姉ちゃんを挟んだ痴情のもつれには興味ないんだ。弦さんには悪いけど、お姉ちゃんは人柄で選んでいない。相手が誰であれ、次期院長夫人の肩書とその椅子が欲しかっただけで」
「だから聞く必要はない、と言いたいんだな」
「時間の無駄でしょう?」
今、何時だと思っているのやら。私は明日、リハビリに芳口病院へ行かなければならないのだ。
そして、尚史さんはそれを阻止しようとしている。そこはまだ、どう思っているのかは分からない以上、直前になって待ったをかけられるわけにはいかなかった。
「それに、尚史さんにとっても必要のない話だと思うの」
「……だな。そもそもアイツらの痴情のもつれに、俺は関与していない」
「良かった」
「は? なんで……」
「だって、尚史さんまで湊さんに張り合って、お姉ちゃんに恋慕していたら、嫌だもの」
出会った時から姉に嫌味や遠慮のない態度をしていたから、その可能性は低かったけれど、弦さんを焚き付けるほど、湊さんを恨んでいるのだ。なかった、とは思えなかったのだ。
「だから聞く必要はない、と言いたいんだな」
「時間の無駄でしょう?」
今、何時だと思っているのやら。私は明日、リハビリに芳口病院へ行かなければならないのだ。
そして、尚史さんはそれを阻止しようとしている。そこはまだ、どう思っているのかは分からない以上、直前になって待ったをかけられるわけにはいかなかった。
「それに、尚史さんにとっても必要のない話だと思うの」
「……だな。そもそもアイツらの痴情のもつれに、俺は関与していない」
「良かった」
「は? なんで……」
「だって、尚史さんまで湊さんに張り合って、お姉ちゃんに恋慕していたら、嫌だもの」
出会った時から姉に嫌味や遠慮のない態度をしていたから、その可能性は低かったけれど、弦さんを焚き付けるほど、湊さんを恨んでいるのだ。なかった、とは思えなかったのだ。



