園子夫人のことだから、私に会って詫びをしたい、と言ってきたんじゃないかな。お優しい方だから、たとえ自分の血縁者でなくても罪悪感を抱いているに違いない。
私はせめて、園子夫人の心を軽くしてあげたかった。というより、園子夫人を通して、尚史さんの心を癒したいだけなのかもしれない。
姉が来るまで、尚史さんは事故のことをずっと一人で抱え込んでいたのだ。私に知られるのが怖くて。警察からの情報も……。
だから、外部からの情報を仕入れるためにも、園子夫人と会って話がしたかった。
「気にしていない、か」
「そうだよ。だから尚史さんも、いつまでもそんな顔をしないで」
未だ靴を履いたままの尚史さんに向かって、私は手を伸ばした。本当は抱きしめてあげたかったけど、松葉杖が邪魔でできない。さらにいうと、ほんの少しの段差が私たちの間にあるため、これ以上進むことが難しかったのだ。
けれどそこは尚史さん。私の意図に気づいてくれて、一歩二歩と近づいてくれた。
「私はいつもの自信満々な尚史さんが好きだから、ね?」
尚史さんの頬を撫でると、気持ちがいいのか、猫みたいに目を閉じる。
私はせめて、園子夫人の心を軽くしてあげたかった。というより、園子夫人を通して、尚史さんの心を癒したいだけなのかもしれない。
姉が来るまで、尚史さんは事故のことをずっと一人で抱え込んでいたのだ。私に知られるのが怖くて。警察からの情報も……。
だから、外部からの情報を仕入れるためにも、園子夫人と会って話がしたかった。
「気にしていない、か」
「そうだよ。だから尚史さんも、いつまでもそんな顔をしないで」
未だ靴を履いたままの尚史さんに向かって、私は手を伸ばした。本当は抱きしめてあげたかったけど、松葉杖が邪魔でできない。さらにいうと、ほんの少しの段差が私たちの間にあるため、これ以上進むことが難しかったのだ。
けれどそこは尚史さん。私の意図に気づいてくれて、一歩二歩と近づいてくれた。
「私はいつもの自信満々な尚史さんが好きだから、ね?」
尚史さんの頬を撫でると、気持ちがいいのか、猫みたいに目を閉じる。



