「期待していたところ悪いが、足の様子を見たい」
「えっ、そ、そんなつもりは……」
なかったと言えば嘘になる。「責任を取って」と言った手前もあって。
「これでも医者だからな。完治するまではするつもりはない」
「……どのくらい?」
「っ! あと二週間。だが、用心したいからプラス一週間は様子を見たいところだな」
尚史さんはそう言いながら包帯を取った。さらに濡れタオルまで持ってきて、丁寧に私の右足を拭いて巻き直す。
「すまなかった。許されることじゃないが、ちゃんと責任は取るから」
「どのくらい?」
すでに姉から私を守ってくれたり、こうして献身的に面倒を診てくれたりしている以上、十分、取ってもらっていた。それでも聞かずにいられなかったのは、私の我が儘だ。
「栞が許してくれるのなら、これからもずっと……取らせてほしい」
「うん。だけど一つだけ、条件があるの」
素直に頷きたかったけれど、私もこれだけは譲れなかった。
尚史さんが息を呑む。
「えっ、そ、そんなつもりは……」
なかったと言えば嘘になる。「責任を取って」と言った手前もあって。
「これでも医者だからな。完治するまではするつもりはない」
「……どのくらい?」
「っ! あと二週間。だが、用心したいからプラス一週間は様子を見たいところだな」
尚史さんはそう言いながら包帯を取った。さらに濡れタオルまで持ってきて、丁寧に私の右足を拭いて巻き直す。
「すまなかった。許されることじゃないが、ちゃんと責任は取るから」
「どのくらい?」
すでに姉から私を守ってくれたり、こうして献身的に面倒を診てくれたりしている以上、十分、取ってもらっていた。それでも聞かずにいられなかったのは、私の我が儘だ。
「栞が許してくれるのなら、これからもずっと……取らせてほしい」
「うん。だけど一つだけ、条件があるの」
素直に頷きたかったけれど、私もこれだけは譲れなかった。
尚史さんが息を呑む。



