「それで、まだ俺らの邪魔をする気か? こっちは協力してやっているのに」
「っ! し、失礼しました!」
姉はやって来た時と同じように、大きな声で言い放ち、病室を出て行った。入口付近にいたから、他の患者や看護師にも聞こえてしまったかもしれない。
「お、岡先生ぇ……」
「なんだ? まだ物足りないのなら――……」
「ち、違います。というか、起き上がらせてください」
全身の痛みは薬で和らげられているため、一人で起き上がることはできるのだ。けれど岡先生が私の上に覆いかぶさっているから……それもできなかった。
私は再び小言を言おうとした瞬間、背中に腕を回されて、岡先生に抱きしめられながら上半身を起こした。
こういう点は岡先生も、医療従事者なのだと思い知らされる。私の体に負担がないようなやり方を取るところは特に、そう感じざるを得なかった。
「っ! し、失礼しました!」
姉はやって来た時と同じように、大きな声で言い放ち、病室を出て行った。入口付近にいたから、他の患者や看護師にも聞こえてしまったかもしれない。
「お、岡先生ぇ……」
「なんだ? まだ物足りないのなら――……」
「ち、違います。というか、起き上がらせてください」
全身の痛みは薬で和らげられているため、一人で起き上がることはできるのだ。けれど岡先生が私の上に覆いかぶさっているから……それもできなかった。
私は再び小言を言おうとした瞬間、背中に腕を回されて、岡先生に抱きしめられながら上半身を起こした。
こういう点は岡先生も、医療従事者なのだと思い知らされる。私の体に負担がないようなやり方を取るところは特に、そう感じざるを得なかった。



