「栞っ!」
その方向へ向かって叫ぶと、案の定、視線がぶつかる。
やっぱり。どうしてそこに栞がいるのか分からないけれど近くには、岡先生の姿がない。私は好機と思い、駆け寄ろうとした。が、「どこへ行く!」と弦に遮られてしまった。
「邪魔しないでください。妹が、そこにいるんです。まさか、妹だけではなく、今度は私に危害を加えるつもりですか?」
「逆だ、阿呆」
あら、自分のことを言っているのかしら。
「私はただ、妹が心配なんです。もう通院しなくてよくなったのに、どうしてやって来たのか」
だから邪魔しないで、とばかりに栞を追う。弦に腕を掴まれたが、そこはさすが湊さん。一応、まだ婚約者だもんね。すぐさま弦から私を引き離してくれた。
「ありがとう、湊さん!」
そうして私は外に出て、栞を追った。その前方に、岡先生の姿を捉えながら。
その方向へ向かって叫ぶと、案の定、視線がぶつかる。
やっぱり。どうしてそこに栞がいるのか分からないけれど近くには、岡先生の姿がない。私は好機と思い、駆け寄ろうとした。が、「どこへ行く!」と弦に遮られてしまった。
「邪魔しないでください。妹が、そこにいるんです。まさか、妹だけではなく、今度は私に危害を加えるつもりですか?」
「逆だ、阿呆」
あら、自分のことを言っているのかしら。
「私はただ、妹が心配なんです。もう通院しなくてよくなったのに、どうしてやって来たのか」
だから邪魔しないで、とばかりに栞を追う。弦に腕を掴まれたが、そこはさすが湊さん。一応、まだ婚約者だもんね。すぐさま弦から私を引き離してくれた。
「ありがとう、湊さん!」
そうして私は外に出て、栞を追った。その前方に、岡先生の姿を捉えながら。



